三田市の駅近くにある、本町商店街。
その中の一角に代々、店を構える、冨田権治精肉店。
三田和牛を含めた、国産の肉のみを取り扱っています。
40年間お店を切り盛りしている、3代目の店主・冨田龍一さんに
プライベートな事から、お店のことまで取材させていただきました。
店主・冨田 龍一さん
3代目店主 冨田 龍一さん。58歳。
このお店を仕切るのは、一見、怖そうな”冨田 龍一”さん。
18歳からお店を引き継ぎ、今年で58歳。
40年間、お店を切り盛りされてきました。
肉が大好き。 毎日1食は肉！
いろ太郎
冨田さん50歳の頃まで、毎日1食はお肉を食べるという熱狂ぶり。
肉屋の人は、お肉に飽きてると思いがちですが、
経営者の会合で配られるお弁当にもお肉が入っているくらい、
お肉が好きなんです！！
休日は帳面の整理を
いろ太郎主に、以下のことをしています。
- 帳面（領収書など）の整理
- ゴルフ
- 仕入先の牛を見に行く
いかつい方かと思えば、
帳面の整理が趣味という真面目な方でした！
18歳で継ぐことになった悲しい過去
自分がまだ子供の頃、父が店主でした。
しかし、自分が15歳の頃に事故で亡くなってしまいます。
その後、将来、お店を継ぐか悩んだ挙句、
母に「大学に行きなさい」と言われたものの、
高校を出たらすぐにお店を継ぐと決意。
本来は長男が継ぐところ、次男の自分が継いで今に至ります。
自分の選択に、後悔したことはありますか？？
冨田さん今は、特に後悔していません。
いろ太郎冨田さん
いろ太郎冨田さん自分は、頭の先〜足の先まで油まみれの仕事をしてきました。
そんな中、同級生の大学生が「今、コンパの帰りやねん！」
と言った時。羨ましく思いました。🙂
取り扱っている肉
このお店では、牛・豚・鶏の三種類を取り扱っています。
100ｇ単位で販売しています。
全て100g単位で、税込価格。
国産の肉しか取り扱わない。
純三田牛という看板からも分かるように、
三田和牛を含めた国産のお肉しか扱わないのだそう。
しかし、三田牛は量が少なく、なかなか回って来ないんだとか。
お肉のカットも店内で
骨をむいたり、整形・筋を引くといった作業は、
店内の奥の方で行っています。
店頭に展示されていない肉も、在庫があれば、
5分ほどで用意出来るそうです。
おすすめの調味料は？？
調味料も販売されていますが、数は少なめ。
何十種類も置いてあるところもあるのだとか。
自家製のソースではなく、既製品なので、あまり変わらないと思います。
なので、おススメはありません。
同じ肉なのに、値段が違う？？
いろ太郎
同じロースでも、部位が違うと、値段が変わってきます。
含まれている脂肪の割合も変わり、味も変わってくるとの事。
好きなお肉の部位は？？
豚・牛・鶏を販売していますが、
その中でも牛が一番好きなんだとか。
いろ太郎
年を取るにつれて変わってきました。
昔は、ハラ・サーロインといった脂っこい物でしたが、
今は、フィレ・ロースといった赤身が好きです。
全国的にも、今は赤身の人気が高まっているそう。
一番美味しい肉！を見せてもらいました。
特別に一番美味しいお肉である、
三田牛のサーロインを見せていただきました。
奥の倉庫から持ってきた、大きな肉の塊。
三田牛のサーロイン
読売テレビの生放送で焼いたことも！
2010年に、読売テレビの特番で肉を提供し、その場で焼いたこともあるのだとか。
（故）たかじんさんとは、よく飲みに行く仲でした。
ある時、「私の番組でお肉を焼いてくれないか？」と、たかじんさんに頼まれました。
堀内たかお・天童よしみ…等の有名人が出ていたテレビの特番で肉を提供し、
スタジオで焼きました。
収録後も、出演者の生歌を聞いたりして楽しみました。
これが人生で一番の思い出です。
その時の写真は、お店で大切に飾られています。
お店のデータ
「富田権治（とみたごんち） 精肉店」
| 定休日 | 水曜日 |
| 営業時間 | 8時30分～19時 |
| ℡ | 079-562-2346 |
| 住所 | 〒669-1533
三田市 三田町 6-13 |
中元・歳暮など、電話で注文すると、送ってくれます。
＊現在は、毎月3～4件ほど、依頼が来るとのこと。
マップ
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