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80年続く銭湯がレトロすぎる!水の炊き方・中の人情報も【しんち湯・カットハウスTAKA】

投稿日:2019年4月11日 更新日:

三田市(兵庫県)に唯一残る、銭湯 『しんち湯』にお邪魔しました。

 

記録に残っているだけで、昭和9年(1934年)から代々続いているという銭湯。

 

銭湯の中だけでなく、置いてあるものも時代を感じさせられました。

そして、銭湯の水を炊いている所や、中の人の情報も分かります。

 

今回の取材にお答えいただいたのは、足立さんです。

足立さん
よろしくお願いいたします!

 

銭湯の中

 

 

のれんをくぐると、男性・女性に分かれた入り口があります。

そのまま中に入ると、番台(見張っているところ)があります。

 

番台

入ってすぐ、番台に座っている人にお金を払います。

ここでタオルを借りたり(無料)もできます。

 

しんち湯では、番台に座れるのは女性だけです。

足立さん
私は、男性側で立っています。

 

番台

 

スケジュール (目安)

毎日、皆が交代で座っています。

足立さん
子供のお迎えの時は、母にお願いしています。

 

時間 誰が番台にいるか
16時~17時30分
夕ご飯の準備中 自分・妻・母
20時~21時 自分
21時~閉店

父は、緊急なときだけ座ります。(基本的に、木を運んだりする裏方です。)

 

番台の上には、屋敷神が祀られていました。

京都にある伏見稲荷大社の系列なんだとか。

 

神社

 

靴箱

昔ながらの、鍵が木でできた靴箱を使います。

足立さん
誰かがカギを持って帰ってしまい、

ずっとしまったままになっている所も (;^ω^)

 

木でできた鍵

 

脱衣所は、ゆったり座れるスペースもあります。

脱衣所

 

木でできた、古そうな看板が置かれていました。

古い看板

“貴重品は番台へ”

 

荷物は、鍵付きのロッカーに預け、そのまま入れます。

 

足立さん
紛失した鍵は、父が木を削って作りました!!

 

ロッカー

 

浴槽

それでは、お風呂に入ってみましょう。

 

ドアを開けた先に浴槽が。

 

取っ手には、ブラシの持つところが使われています。

取っ手

取っ手は、父が自分で修理した。

 

浴槽は、底が深い大人用と、

子供でも安心して入れる浅いところに分かれています。

 

浴槽の中

 

浴槽から見上げると、様々な形をした木のスツールが置かれていました。

木のスツール

 

シャワーはありません。

桶を使って体を洗い、最後に上がり湯を浴びて出てきます。

石鹸は、自分で持ってくるか、受付で買うことができます。

 

洗うところ

 

なんと、取っ手にはゴルフボールが使われています。

足立さん
たまたましっくり来たので、父が全ての取っ手を取り替えました!

滑らず、冬でも冷たくありません。

 

蛇口

赤・白2つのゴルフボールが使われている。

 

 

テレビ

脱衣所には、テレビが一台置かれています。

テレビ

 

チャンネルは、変えて欲しいといえば、変えてくれるそうです。

基本的に、番台の好きな番組が流れています。

足立さん
母は相撲好きで、自分はニュースが好きです! 

 

マッサージ機

マッサージ機が1台置かれています。

1回 100円で使えます。

マッサージ機

 

足つぼマッサージは、無料で使えます。

 

足つぼマッサージ

 

 

鏡の手前に置いてあるアメは、無料で取ることができます。

 

ドライヤー

ドライヤーは、一つ置かれています。

 

ドライヤー

10円玉を1枚入れると、3分間使えます。

丸いところのライトが光ってから、3分間です。

 

足立さん
つかないときは、横を叩くと始まります。(;^ω^)

 

体重計

 

所々錆びている、かなり古い体重計です。

が、まだまだ現役でした。

古い体重計

 

赤く書かれたところは、”Kg"。
黒いところは、”貫目”です!

 

貫目とは

江戸時代以前に使われていた、銭 1000枚の重さです。

現在は、一貫=3.75kgと決められています。

日本では、「非法定計量単位」とされていて、取引・証明には使えません。

(※wikipediaによる。)

 

はかりの目盛り

 

お風呂上りに私が測ったところ、57kg(=15貫目)でした。

 

いろ太郎
けっこう重いかな...

 

自分が乗ってみたところ

57kg≒15貫目

 

煙突

銭湯のシンボルといえば、煙突ですね。

煙突

 

数年前に新調したばかりの煙突、名前を入れ忘れてしまったそうで(;^ω^)

何も書いてありません

 

天候・季節による違い

雨の日は、外に出たくない・濡れるので、人は減少するそうです。

一方で、晴れて気候が良いときは、人は増加します。

 

 

冬は、寒くて行くのがおっくう・湯冷めするかも...という心配から、

人は減少します。

足立さん
特に、歩き・自転車で来る方が減少します...

 

ただ、他の利用客によると、

歩いて帰るのは寒いけど、帰ってもポカポカしたままで、

「ここで温まれば冬も湯冷めしない」んだとか。

 



中の人

 

今回、足立さん(右端の方)に取材させていただきました。

三田市に唯一残る銭湯・しんち湯

 

しんち湯は、父母(三代目)が経営していて、この方はお手伝いをしています。

独身時代に、父母の2人だと心配だと思い、帰ってきたそうです。

 

足立さん
SNSでの情報発信・ポップを作ることも担当しています!

(活字ではない、手書きのポップは妻が書いています。)

 

 

そして、向かいでカットハウスTAKAという理容店も営んでいます。

 

足立さんのプロフィール

年齢 33歳 (2019年)
特技 SNS・バレーボール
好きな料理 餃子(妻の手作り)・揚げ物(母の手作り)

先日も、母が唐揚げを1㎏作りました!

しんち湯の向かいのマンションに、三世代で同居しています。

 

足立さん
住居にお風呂が無いので、しんち湯は毎日使っています!

 

妻との出会い

 

奥さんとはSNSで知り合い、同じ三田市が出身だったので仲良くなったそうです。

その後は、川の流れのように結婚しました。

足立さん
妻は、耳つぼの資格も持っています!

 

一日のスケジュール

 

父・母のスケジュール

時間 していること
8時 起床
10時30分 窯を炊き始める
休憩
15時~ 機械を回す
15時30分 常連さんが入りはじめる
22時30分 掃除をする
23時 閉める

 

窯は、冬でも13時頃までには炊きあがっています。

かなり夜遅くまで営業しています。

足立さん
自分は、先に寝てしまうことも。。

 

今年で66歳になる父は、天満神社の宮総代をしています。

DIYが好きで、壊れたものは、修理せず試行錯誤して直しています。

「人と違ったことをしたい!」のだとか。

 

阪神淡路大震災で壁に大きなひびが入ってしまいました。

これも、父がセメントで固めて修理しました。

ひびが入ってしまった壁。

地震ので入ったヒビは、父が一人で直した。

 

マナー

 

利用してくれた方には感謝する一方で、

マナー良く使わない客には、しっかりと注意します。

 

やんちゃな子供

中学生と小学生の男の子2人組が、

ブラシを振り回したり、タオルをお湯につけていた。

母が「親に連絡するから電話番号を教えて!」と怒ったそう。

 

過去には、酔っぱらっている人が騒ぎあい、警察沙汰になったことや、

お風呂で利用客が倒れて、救急車を呼んだこともあるそう。

 

カットハウスTAKA

しんち湯の向かいにあるという、理容店。

足立さん
私1人だけで散髪しています!

 

カットハウスTAKAの外見

 

理容学校を卒業後、両親だけで経営すると心配で帰ってきたそうです。

たまたま近辺に就職先が無かったため、向かいに自分の店を開いたそう。

 

お店は、父と手作りし、2011年の9月にオープン。

8年間続く理容店です。

 

席

一人で営んでいるので、散髪の台は1つ。

 

1日に1人が来たら良い方で、多くても3~4人ほど来店するということ。

いろ太郎
あまり待たず、丁寧に散髪してもらえます!

 

また、組合に属していないので、月曜日も営業しています。

 

足立さん
壁にある、子供のころに集めていた漫画は、自由に読めます!

漫画

 

そして、2019年の3月から高齢者・障害者の方向けに

出張の散髪サービスもスタート。

電話1本で駆けつけてくれるそうです。(要相談)

足立さん
福祉の資格も取っております。
出張散髪のチラシ。

カットは、3500円。(出張費こみ)

 

カットハウスの奥にはひな人形が飾ってありました。

娘が妹から受け継いだもので、毎年父が飾っています。
(※4月4日までには片付けています。)

 

マンション

 

このカットハウスTAKAが入っているマンションは、

父母が管理人となって賃貸も行っています。

 

マンション

  • 毎月・・・4万円 (家賃+共益費)
  • 礼金・・・15万円
  • トイレ/キッチン あり

お風呂はありませんが、しんち湯に1回200円で入れます

 

しんち湯とコラボしたマンション

 



お水をたく

窯を使って、お湯を炊きます。

 

燃料

 

燃料は、スーパー銭湯でよく使われている重油ではなく、

を使っています。

 

毎日、満杯になった薪を運んでくる。

 

木材を扱う業者から出た木くず(産業廃棄物)だけを使っています。

いろ太郎
リユース!...資源を再利用してるんですね ( ゚д゚)

 

足立さん
企業は処分費がかからず、私は無料で受け取れるので WinWinです!

 

薪

本来は、処分される木

夏は残り過ぎる一方、冬はすぐに無くなります。

 

その木をこの窯に入れて、温めます。

 

窯

 

窯の中身は非常に熱く、なんと86度に達していました。

いろ太郎
1メートルぐらい離れていたけど、凄い熱かったです。

 

足立さん
夏は早く炊き上がり、寒い冬は時間がかかります。

 

窯を開けたところ

窯の中

 

窯についた温度計

窯の温度は、80度以上。

 

実際のお風呂の温度は、43.2℃に設定されていました。

 

冬は43.7℃(高め)・夏は42℃(低め)と季節によって差があります。

 

冬は、寒いことに加えて体が冷え切っているので、

お風呂に入るとすぐお湯の温度が下がってしまうからだそう。

 

足立さん
冬は、夏の倍くらい薪を使います!!

 

もちろん、気候によって適した温度に調整しています。

 

奥には、循環している水をきれいにする、ろ過機も置かれていました。

 

ろ過機

 

入浴した感想

 

特別に、開店前に入らせてもらいました。

 

いろ太郎
初めて、銭湯に入ります! ドキドキ。 

 

43℃ということで、結構 熱めでした。(;^ω^)

この後も別の商店街の方に取材に行きましたが、

全く湯冷めしませんでした!

 

そして、木で炊いているからでしょうか、

海水のような、独特の香りもしました

 

料金

 

入浴料

 

入浴料金

大人 中学生以上 430円
中人 小学生以上 160円
小人 乳幼児 60円

※2018年4月1日改定・執筆時の値段

 

兵庫県公衆浴場業生活衛生同業組合によって決められた値段なので、

兵庫県下の銭湯は、全て同じ料金です。

 

足立さん
昔は、頭を洗うには洗髪料が追加で10円、かかっていました!

 

また、11回分の入浴が4000円の回数券も販売しています。

いろ太郎
通常は4730円なので、15%引きで入れますね!

 

11枚で4000円

11回分の入浴が4000円

 

入浴セット

シャンプー・リンス―は置いてないので、持ち込むか購入する必要があります。

 

貸しタオルは、無料です。

 

シャンプーとタオルがセットになった、

何も持っていかなくて良い、手ぶらセットもあります。

 

単品だと200円で、入浴とセットだと600円です。

手ぶらセット

手ぶらセット

 

手ぶらセット (200円)

  • タオル (新品)
  • ボディーシャンプー
  • コンディショナー
  • シャンプー

※ 入浴料とセットで600円

 

飲み物

 

いろ太郎
お風呂の後は、やっぱり一杯!

 

水は無料で飲めます。

 

瓶の飲み物も販売しています。 (森永乳業のもの)

 

飲み物(100円)

  • 三ツ矢サイダー
  • マミー
  • 森永コーヒー
  • オロナミンC
  • コーヒー牛乳

(※お酒・・・150円)

※入浴とセットで500円 (とくとくセット・30円off)

 

 

お店の情報

しんち湯

 

しんち湯

定休日 水曜日
営業時間 16時~22時30分
電話番号 0795-62-2516
SNS

Facebook

 

 

風呂の日 キャンペーン

毎月26日は、フロの日ということで、

入浴された方にもれなく一つ景品をプレゼントしています。

(綿棒・靴下・手袋などの日用品)

 

カットハウスTAKA

 

 

カットハウスTAKA

定休日 水曜日・第一第三日曜日
営業時間 13時~18時30分

(※訪問理容などで、営業しないこともあります。)

 

電話番号 080-4017-5712
SNS

 

 

メニュー

カット 2,000円
しんち湯セット (入浴+カット) 2,200円

 

フルセット (シャンプー・かみそり込み) 2,500円
女性 かおそり 1,500円

 

 

地図

武庫川の橋を渡ってすぐ右手側の道路を入ったところです。
(歩いて三田駅から来る場合)

 

※店の前の道路は一方通行です。

※カットハウスTAKAは、しんち湯の向かい側です。

 

隣にあるコインパーキング、”NPC24H三田相生橋パーキング”を利用できます。 (※有料)

自転車の場合、店の前に止めることが出来ます。

 

 

最後に

今回は、三田市・本町商店街の近くにある ”しんち湯”さんにお邪魔しました。

 

  • タイムスリップしたような、レトロな感じ!
  • 薪で炊いているので、独特な香りが。
  • 前の理容店は、待ち時間なし!

メモ

 

銭湯なんか一度も入ったこと無いヨ という方も、

是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 



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